環境への取り組み
ナカタは創業以来「木のぬくもりを暮らしの中に生かそう」を理念とし、大自然の贈り物である木材資源を有効に活用し、環境への取り組みに日々励んでおります。
- 製材部門・建設部門で出た木材の端材・残材はチップ化し、製紙用のパルプの原料としております。
また、端材等を薪ストーブの原料とし、お客様にお譲りしております。今後はバイオマスエネルギーの原料として使用することを検討しております。 - 製材部門で出た木材の切削粉(木粉・オガコ)は近隣牧場や近隣工場にお譲りしております。
- 地域の木材を利活用することで地球温暖化防止に貢献しております。
木材の魅力
地域材活用の色々な魅力って?
スギやヒノキ、カラマツなどの地域材を利用した木造住宅は、一般的な鉄筋コンクリート造などにくらべ、いろいろな良い影響があることが研究結果からわかっています。香りや、湿度はもちろん、暖かさや柔軟性に富んでいることなど、機能面でも優れていることがあげられます。
木のぬくもりが生活を豊かに
鉄筋コンクリート造の建物に比べて木造の建物は、8つの心への影響を調査した結果でいずれの項目においても優れた結果をもたらしています。長くすごす家だからこそ、見た目の機能だけではない心理的影響も気にしたいところですね。
(資料:財団法人日本木材総合情報センター「木造校舎が生徒の健康面に与える影響-木材利用推進マニュアル」より作成)
木材は日本の気候にも適しています
四季を持つ日本は、夏前の「梅雨」など“湿度が高い時期”もあれば、「冬」の太平洋側などは“乾燥する時期”もあります。木材には、周辺の湿度に応じて湿気を吸ったり吐いたりする「調湿作用」というものがあり四季を通して変化する「湿度」に柔軟に対応します。
また木材は、金属に比べて「熱伝導率」が低いため、冬の季節などは室内が暖かく感じられる作用もあります。
カラダに優しい&リラックス効果
木材は、細かい組織が折り重なって作られている構造で柔軟性に富んでいることから、クッションのようになっています。このため木造住宅は、鉄筋コンクリート造の住宅に比べカラダへの負荷が軽減します。
また、木は、心地よい香りによる「リフレッシュ効果」や「鎮静効果」をもつほか、「抗菌作用」「消臭作用」などをもっていると言われています。
地域材活用の意義
日本においては、戦後植林を続けてきた結果、人工林を中心に、森林資源(蓄積)は毎年増加しています。総蓄積は約49億m3(平成24年速報値)で、日本で1年間に消費される木材の総量とほぼ同じ約8千万m3が毎年増加しています。つまり、東京ドーム約65杯分が毎年増加していることになります。
資料:林野庁
森林(人工林)の今を知る。
日本の人工林は、資源が増加している一方で、木材の利用が進まないことにより、新しく木が植えられない、間伐が進まないことなどから、土砂崩れの原因になったり、CO2の吸収能力が減少したり、病虫害が発生しやすくなっています。また、農山村地域の活力低下の大きな原因にもなっています。
適正な木材利用が、森林や農山村地域を元気に!
スギやヒノキなどの木材の適切な利用を促進することは、森林の適正な整備・保全のみならず、農山漁村地域の振興や地球温暖化防止および循環型社会の形成に貢献します。